不本意な逆転現象

この記事は、現状の私の悩みを書いた記事となっています。

私には悩みがある。

それは、「やりたくないことほど効率的に取り組み成果を出すことができる」ということだ。

つまり、「自分が好きなことややりたいことほど効率的に取り組めず、成果を出すことができない」ということになる。

自分が好きなことややりたいことというのは「これで生計を立てていきたい」というものを指しており、やりたくないことというのは「生活費を稼ぐためだけにやっている雇われの仕事」を指している。

過去の人生全てそうであった。

仕事で言えば別記事にも書いたが、私は音楽活動をずっとやっていた。(今はとある事情で一切やっていない)

しかし、自身の活動では一切売れる気配はなく、並行してやっていた個人レッスンの講師もこれ一本でやっていけるほど生徒が増えていくわけでもない。趣味でドラムを教えているという程度にしかならなかった。

仕方がないので、生活費を稼ぐために音楽とは全く関係のない仕事もしていたわけだが、そちらの方が全然成果を出しているという不本意な状況であった。

遡って考えると中学生の時だってそうだ。

中学生時代は部活のテニスに夢中になっていたが、部内では一番上手いが大会に出るとたいして勝てない。

つまり、全く結果を出すことのできない井の中の蛙状態。

にも関わらず、特別嫌いというわけではなかったが、無理やり頑張らされていた勉強に関しては期末テストの総合点数は学年で1位を取ることもあったし、全国模試でも得意な教科は満点を取るのでつまりはその教科に関しては全国1位をとっていた。

全くの不本意。

今だってそうだ。

ただ単に生活費を稼ぐためだけに野心も何もなく入った今の会社では、いつの間にか管理職のポジションになってしまい、上司はもっとたくさんの仕事を請け負う権利を得させようと昇進の話を頻繁に持ってくる。

人事異動で自分としては苦手な分野の部署でも、成果を出せてしまっている。

なぜこうもやりたいことと、やりたくないことの成果に逆転現象が起きてしまうのだろうか?

「苦手なことは他の人より全然できないんですよ〜」という話はよく聞く。

自分がやりたいと思う分野で輝ける場所を見つけ成功している人が言う、前置きのセリフだ。

その人からしてみれば、多くの場所で他の人より劣っているという思いをし苦しんだとは思うが、少し羨ましくも思う。

私は、苦手意識のある分野のやりたくもないことでも、器用にこなしてしまい成果を出してしまうのだ。

その反面、自分のやりたいことではそこまで成果を出すことができない。

「成果を出すことのできる分野や職場があるのなら、そこで頑張れば良いじゃないか。大きな結果が得られるじゃないか。」と思う人もいるかもしれないが、大前提としてやりたくないわけだからストレスが凄まじいのだ。

仕事の取り組み方についても逆転現象が起きてしまう。

ここからは「やりたくない仕事=生活費を稼ぐためにだけにやっている雇われの仕事」として説明していく。

やりたくない仕事ほど優先順位を瞬時に考え実行することもできるし、何をどのレベルの質でこなすことが一番効率的かを考えて実行することもできる。

所属部署の全体像を把握し、フォローするべき箇所のフォローにまわり業務を円滑に進めることもできる。

誰にどのタイミングでどんな言葉をかけたら、部署全体や各個人のパフォーマンスを発揮することができるかも考え声掛けすることもできる。

しかし、これは私が自分へのダメージを回避するために無意識にやっていることなのだ。

仕事ができれば誰かに文句を言われることもない。

職場が業務にしろ人間関係にしろ上手くまわっていれば雰囲気が悪くなることにはならないので、仮に表面上だったとしても雰囲気の悪い空間にいることにはならない。

目先の起こりうる嫌な思いをする現象を回避するためにやっているのだ。

しかし、そもそも私はこの仕事をやりたいわけではないし、会社に対して愛着もない。

他人のフォローや、まるでカウンセラーやコーチのように職場の人と接したいわけではない。

これが平日のやりたくない仕事をしている自分である。

では、土日の休みの日はどうだろうか?

私は結婚はしていない。

友達もかなり少ないし、友達付き合いも良くはない。

愛猫達と暮らしているので、唯一休みの日に確実に確保しないといけない時間は、猫達の世話だけだ。

つまり、それ以外の時間は全て自分の自由に使うことができる。

では、私にっとてその休みの日の自由な時間を何に使うのが一番ベストだろうか?

それは、副業である。

私は下記の記事にも書いたが、やりたくない仕事を続けていく気など毛頭ない。

やりたいことを仕事にしていきたい。

私はまだ魂を売ってはいない【世界一やさしい「やりたいこと」の見つけ方】

「休みの日+仕事からの帰宅後」で副業を進め、完全に副業1本でいけるようになったら、やりたくない「生活費を稼ぐためだけの」雇われの仕事は辞めるという計画だ。

しかし、やりたくない仕事からの帰宅後に副業を進めるにしても、残業が発生すればその時間は削られ、かと言って睡眠時間を削り心身を害し生産性を下げるようなことはしたくない。

つまり、休みの日にどれだけ副業に取り組めるかがポイントとなってくる。

前述したが、私の休日は猫達の世話をのぞきほとんどの時間を自分の時間として使えることができる。

しかし、ここで私の悪い特性が発揮されてしまう。

生産性が発揮されないし、時間管理もしっかりとできなくなってしまう。

やりたくない仕事をする時はできていることが、やりたいことをやる時にはできないのだ。

私は「セルフマネジメント」ができないのだと思った。

ある程度の時間に制限があったり、ある程度の何かしらな強制力が発生している環境の方が、そのルールや環境の中でできるベストは何か考えることができるようだが、自由となるとそれができない。

自由だった子供の頃を思い返してみたが、自由と言っても「放課後に遊びに出かけても17:00になったら家に帰る」や「好きなテレビを観るにしても、ビデオにでも録画しない限りは放送時間にテレビの前にいないといけない」という自由の中にも適度な制限やルールがあった。

しかし、大人の一人暮らしの自由は、良くも悪くも本当に自由であるのだ。

おそらく、毎日自由であればまた別だとは思うが、週5日で仕事をしてとなるとその2日の休みの自由な使い方は下記の3大要素に侵されてしまう。

暴飲暴食、娯楽の消費、過度な睡眠

これらが定番になる可能性はかなり高い。

私も実際、この3大要素で休みが埋め尽くされてしまうことが多い。

そうならないために自分なりに工夫をして取り組んだとしても、やりたいこと・やるべきことに費やした時間は「実働は3時間」みたいなことになってしまう。

やりたくない仕事では、残業含め実働9時間とかができてしまうのにだ。

しかも、ダラダラと仕事をしているのではなくだ。

不本意。

セルフマネジメントがこんなにもできないのか・・・

この状況を打破しなくては、一生やりたくない仕事を続けていくことになる。

私は読書はそこそこする方でありビジネス書に関しては結構読むのだが、今まで読んだ本に書いてあることを自分自身のことに活かせていないというのが現状である。

活かせているのは、やりたくない仕事をしている職場でという現状でもある。

休みの日になると、初歩的な時間管理からしてできていない。

私の休みの日にやるべきことというのは決まっていて「家事」「読書」「ブログを書く」「チャート分析」「運動(筋トレ+ランニング)」だ。

これらに加えて、やらない方が良いのであるが「娯楽の消費(YouTubeを観るなど)」「飲酒」も入ってくる。

「運動(筋トレ+ランニング)」に関しては風呂に入る直近のタイミングで行いたいということがあり、「土曜日の16時から」と決めてはいるが、それ以外のことに関しては何をいつどのくらいやるかということは全く決めていない。

ざっくりと計画のようなものを頭の中に思い浮かべることもあるが、その時の気分でやっているのがほとんどだ。

「セルフマネジメント」のかけらもない。

猫達のエサやりがあるので、平日も土日も起きる時間と寝る時間は同じにしているが、朝5:45に起きてから22:45に寝るまでは猫達の世話以外はほぼ気分で動いているということになる。

休みの日こそ、今まで学んできたことを総動員させて、やりたくない仕事をしている時以上に生産的にならなければならないにも関わらず全くできていない。

ここまで書いていて私は思った。

私は自分のことになると計画を立てることができない。

いくつか計画を立てることのできない要因を書き出してみようと思う。

やりたいこと・やるべきことを時間が来たからといって途中でやめるのことに抵抗がある

決まっている予定がない

習慣化は得意なのに習慣化することができない

「やりたいこと・やるべきことを時間が来たからといって途中でやめるのことに抵抗がある」

やりたくない仕事であれば、締め切りがなければ時間がくれば普通に作業を中断することができる。(キリが良い悪いがあるので多少の時間の前後はあるが)

「続きは明日で」と何の抵抗もなく割り切れる。

また、残業をしたくないので、デイリータスクであれば計画を立て隙間時間も使い時間内に終わるように作業を進めている。

やりたくないし文句も言われたくないからとっと終わらせ、会社にも愛着はないから割り切れる。

しかし、これがやりたいこと・やるべきことであったならば感じ方が全然違う。

例えば、ブログを書く作業時間として1時間設けていたとしよう。

ブログを書くということの一旦の目標はブログを投稿することである。

予定していた1時間の作業をし、まだ終わっていないが筆が進み自分の調子が乗っていたとしよう。

その場合、時間が来たからといって割り切ってやめることが私にはできないというのが現状だ。

「続きは明日に」とも安易にできない。

これが日曜日であれば、次の休みは5日後になってしまうからだ。

では、時間を延長してやった場合はどうだろうか?と考えてみた。

他のやりたいこと・やるべきことの時間が減ってしまい、終いにはやろうと思っていたことに手をつけられなかったということも発生する。

こうなることが考えられるわけだが、あることにふと気がついた。

そもそも私はしっかりと計画を立てていない。

色々な予定を入れるタイプの人間ではないということもあり、やりたいこと・やるべきことはほぼ決まっているのが私だ。

ゆえに計画を立てていないのだ。

「今週はこの予定が入っているから〜」ということがないので、漠然とやりたいこと・やるべきことに全て取りかかれたら良いな!?としか思っていない。

一つ一つを細かなタスクに分類もしていないし、時間の使い方も全く計画を立てていない。

とりあえず、その時にやる気になっているものに手をつけるという具合だ。

やりたいこと・やるべきことの何かしらには手をつけているので「SNS観て休みの日が溶けた・・・」「YouTube観て休みが終わった・・・」ということには幸いなっていないが、有意義な休日を過ごせたとはとても言えない。

つまり、作業を延長したとしてもそもそも計画を立てていないのだから、計画が狂うも何もないのだ。

結論として「しっかりと計画を立てよう!計画が上手くいくいかないについて考えるのは、まず計画を立ててからにしよう!」ということになる。

次は「決まっている予定がない」についてだ。

人付き合いが多い人だったり、アクティブな人は「今週はこの予定がある」というように、事前にスケジュールを押さえている時間帯というものがあるだろう。

「今週の土曜の夜は友人の〇〇と18時から食事をすることになっている」とか。

しかし、私にはそういった予定はない。

2ヶ月に1回、美容院へ行くということしかない。

事前に予定が入っている時間帯があると、それ以外の時間をどう使って自分のやるべきことをやるか?という計画立てをしていくと思うが、私にはそれがないので時間が無限にあるような感覚になってしまう。

時間がたくさんあるのなら、行き当たりばったりでその時の気分で取り掛かればいいやという発想に知らないうちになっている。

その結果、毎週不本意に休みの日を使うことになり、月曜の朝には「これではいけないから、今週末こそはしっかりとしよう」と思うものの毎回同じような結果になってしまっている。

何か対策を打ちたいが、思いつくのは時間を決めて「コワーキングスペースへ行って作業する」「カフェに行って作業する」「図書館へ行って作業する」というような外へ出ることしか思い浮かばない。

私はなるべくこれをしたくない。

私は在宅で仕事をし、猫達と一緒にいる時間を長くしたいと思っている。

それにも関わらず外へ出ていたら、仮に私が副業1本でやっていけるようになったとしても、出社をしているのと変わらないことになる。

つまり、自宅で完結できないと意味がないのだ。

ということで、一旦の結論としては「まずは計画を立ててみよう!?」ということになる。

最後に「習慣化は得意なのに習慣化することができない」についてだ。

私は、何かを習慣化するのは得意な方である。

むしろ、何かを行うにしても毎日のルーティンにしてしまった方が、楽だと感じているくらいだ。

しかし、やりたくない仕事は週5日なのに対して、休みは2日しかない。

つまり、休みの日2日の内容を習慣化することのハードルは私にとってすごく高くなってしまうのだ。

これが毎日であれば、私の場合むしろ習慣化は楽にできる。

週末に予定が頻繁に入るタイプでもないし、やりたいこと・やるべきことも変わらないので休みの日に取り組む内容を習慣化できれば良いのだが、日にちが空くことによって習慣にすることができない。

となると、これもまた一旦の結論は「計画をしっかりと立てよう!?」になってしまう。

課題に対して改善策が1つしか見つからないというのは、何とも恥ずかしいものだ・・・

しかし、現状は計画すらも立てていないのだからそこから始めていくしかない。

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