BECKMAN FLATBOX(STYLE NO.9060)購入と1週間連続履き込み

どの通販サイトを見ても「欠品」ばかりの中、ほしいと思ってから4日で運良く巡回していた通販サイトで発見し、BECKMAN FLATBOX(STYLE NO.9060)を購入。

今履いているアイアンレンジャーがサイズ7.5で厚手の靴下を履いた状態で若干のゆとりがあるサイズ感であったため、「7でも行けるだろう」ということでサイズ7を購入。(理想は7.5or8だったが、自分が履けそうなサイズがこれしかなかったため)

day0(商品到着時の試し履き)感想

届いた商品を履けるかどうかの不安がありつつ、とりあえず室内で履いてみる。

履けるには履けたが靴ベラを使って苦労しないと履けないくらい硬い革ということと、サイズ的にもかなりジャスト。

紐を縛ってみると、足の長さはジャストだったが自分の足が甲高幅広であるためか、羽が綺麗に閉じないことに気づく。

紐も硬いため縛りにくいということもある。

「革は伸びる」「インソールが沈むため靴内にゆとりができる」という、よくブーツのサイズ選びに言われることを信じ次の日から履いていくことに。

ちなみに、この日は10分くらい室内で軽く歩いたりして履いてみた。

革の硬さ、ジャストすぎる(というか強引に履いている)サイズ感による圧迫と拘束感に若干不安が残る。

基本的には今履いているアイアンレンジャーと1日交代で履いていくつもりだが、早く馴染ませたいために、次の日から1週間はフラットボックスを連続で履くことにする。

day1(履き込み初日)感想

靴ベラを使ってもそこそこ苦労して履くほどのサイズ感であり、革の硬さ。

革が硬いということと、締め付けられている圧迫・拘束感はあるが、特別にどこかが痛いというわけではない。

強いて言うなら履き口のパイピング部分だが、これは「硬いものが当たっているのだから、こんなものだろう」と特に心配はしていない。

しかしながら、脱いだ時の開放感はかなりある。

羽の閉まり方が、もういくらか閉まってほしいと感じる。

羽の間が綺麗な細い線にならないのだが、これは私の足の形ではサイズを上げてもしょうがないのかもしれない。

ちなみに、ベロ部分はスピードフックの裏部分の影響で、削れによって部分的にガッツリと茶芯が出ている。

手で触った感じはそこまでバリの処理がイマイチとも感じなかったが、念のため気になった部分をハンマーで叩いてバリの処理をする。

これにより次の日からは、過度にベロが削れている感じは無くなった。

day2感想

1日履いたことで、「少し馴染んできたかな?」と感じるが、履くことにも苦労しているし、着用時の圧迫・拘束感は全然ある。

夕方に1度脱いでから再度夜に履こうと思ったのだが、足がむくんでいたためか、かなり履くのに苦労することになった。

履いてしまえば、むくみによる大きな影響はない。

初日から感じていたことだが、アイアンレンジャーがものすごく履きやすいということを実感。

day3感想

履く際に1番足が引っかかって足が入りにくい部分が靴紐の1番下の辺りだったため、靴紐の下から2つを少し緩めにして革が伸びやすくなるようにして履いてみる。

とにかく履く際に手間取るということで、革靴用のストレッチスプレーを持っていたことを思い出し、夕方に1度脱いでからブーツの内側にスプレーしまた履いてみることに。(表面の塗膜の影響で効果はないかもしれないが、とりあえずやってみようということで)

3日履いて感じたことは、履いてしまえば拘束感はあるが痛みや靴擦れもなくそこまで大きな問題はないが、とにかく履く際にかなり手間取るということを改善したい。

ちなみに、靴下は冬用の厚手のものを履いているので、足の痛みや靴擦れがないのは靴下の影響もあるかもしれない。

もしかすると、かなりジャストで履いていることもあり、靴の中で変に足が動かないことで擦れによる痛みがないとも考えられる。

day4感想

前日のストレッチスプレーでの効果を期待しつつ履いてみるも、相変わらず履く際に苦労する。

特にスプレーでの効果は出ていないかと思ったが、いくらか全体的に若干革が馴染んできた感じがする。

これはストレッチスプレーをしたという気分的な錯覚か、本当にスプレーの効果なのか、スプレーは関係なく4日目に突入したという単純に履いていたからの効果なのかはわからない。

この日もスプレーをして履く。

見た目的には、曲がる部分の皺はついてきた。

右足に関しては、第3の皺も若干入ってきた。

革の硬さや履いている時の拘束感に関して自分的には「硬い革でジャストで履いていればこんなもんだろ」的な感じで問題はないが、世間的にはこれを「痛い」と思うかどうかはわからない。

個人的にとにかく解決したいのが、「履く際にかなり手間取る」ということ。

せめて「靴ベラを使えばスムーズに足が入る」「靴ベラを使わない場合は、少し力を入れる感じにはなるがそこまで苦労せずに履ける」という感じにしたい。

day5感想

前日の寝る前に「こんなにキツイのならば、素足で履いてみたらどうだろうか?」と思い、素足で試しに足を入れてみる。

すると、全然余裕で履けるしブーツの中で適度に余裕があることに気づく。

素足でもキツさを感じるようなら、ストレッチャーを使って革を伸ばそうと思っていたが、その前段階の対策として残しておいた「靴下を変える」という方法でキツさ問題は解決できそう。

4日間は冬用の厚手の靴下で頑張っていたが、素足でこの感じならば普通の厚さの靴下でも問題がないだろうということから、day5からは普通の厚さの靴下に変更。

タイミング的にも気温が上がってきていたので、靴下を冬用のものから変更するにはちょうど良かった。

結果から言うと、これでサイズ問題は解決。

靴ベラを使えばスムーズに足を入れられるし、靴ベラを使わなくても少し力を加える程度で履ける。

履いてからも今までのような拘束感や窮屈さはなく、ゆとりがありすぎるわけでもない「快適に履けるジャスト」といったサイズ感。(革が硬いことには変わりないが)

最初からこうしておけば良かった感はあるが、なるべくサイズ感に汎用性を持たせたかったこともあり、冬用の厚手の靴下でも履けるようにしたかったため、4日間は頑張っていた。

厚手の靴下を履いた状態で履き込むことで、厚い靴下を履いていても問題がないくらいまで短期で革を伸ばそうと思っていたが、作戦を変更することにした。

この普通の厚さの靴下で快適なジャスト感で履き込むことで、革を馴染ませ伸ばしていくことで次回の冬には厚手の靴下を履いても履ける状態にまでもっていくという長期の方向性に変更。

その頃にはインソールも自分の足の形になった分が沈み込み、若干のゆとりも発生しているはずなので、おそらく目論見通りになるだろう。

ちなみに、靴下を普通の厚さに変えたことでの、靴擦れ等の問題は発生していない。

ジャストゆえに変に靴の中で足が動かないので、靴擦れになるほど擦れないからだろう。

しかし、「足が疲れる」ということは新たに感じた。

おそらく今までは厚手の靴下だったため、それが足裏のクッションになっていたのだと思われるが、靴下の厚さが変わったことで、そのクッション性が減ったためだろう。

インソールが自分の足の形に沈んでくれば、この疲れはかなり緩和されると思うので、特別に対策はせずにとにかく履き込んでいくしかないだろう。

おおよそこのday5で「あとは履き込んでいくだけ」という状態になったので、もうアイアンレンジャーと交互に履いていく通常のペースに戻しても良いが、せっかくなので残り2日も連続で履き、1週間連続で履いてみたいと思う。

day6感想

day3からやっていた靴紐の下から2つを緩めるということをやめ、本来の履き方である全て紐をギチギチに締め上げるという履き方にする。

前日の靴下だけを交換した状態では、この下2つ靴紐を緩めるという方法では若干ではあるが靴の中で足が動いていた感覚があったが、全て締め上げることでサイズもジャストということもあり、ほぼ靴の中で足は動かない状態になる。

そのおかげか、前日に感じた足の疲れはあまり感じなかった。(もちろん、まだ履き始めて間もない革靴を履いていることでの疲れはある)

痛み等に関しては、もちろん硬い革なので足の動きによっては足にめり込んでくるそのめり込む痛みはあるが、私はそういった場合あえてグイグイ足にめり込ませるように力を加えている。(この方が早く足に馴染みそうなので)

ちなみに、よく言われるつま先部分の皺が足の親指の爪の生え際あたりにめり込んで痛いという現象については、確かに皺がその部分に当たりはするが、私の場合そこまで痛いと感じるほどではない。

ジャストサイズゆえにそこまで皺が深く沈み込まないからだろうか。

ふと靴中を見てみたところ、言葉で表すのは難しいが内側の革部分が少しめくれていることに気づく。(両方とも)

おそらく、厚手の靴下を履いていた期間は、特に強引に足を入れていたためそれが影響しているのだと思われるが、普通はどうなのだろうか?こうなるのか?

普通の厚さの靴下で履く際もいくらかは力を入れて足入れをしているので、フラットボックスを履いている人はこうなるのかもしれないし私だけかもしれないのだが、なんだか気になる。

めくれた部分を瞬間接着剤で貼り付け、この部分が過度に足入れの際に当たらないように手で広げて癖をつけた方が良いのかもしれない。

day7(最終日)感想

日に日に履き心地が良くなっていることを感じる。

足の疲れもday6よりも少なくなっている感じがした。

靴内のめくれていた部分については日中にアロンアルファを買い、この日履き終えてから接着した。

一応、めくれた部分の接着はできたが、アロンアルファをつけすぎてしまったようで、少し接着剤の塊のようなものができてしまった。

明日からはアイアンレンジャーと1日交代で履いていこうと思っていたが、明日は雨ということもありアイアンレンジャーは履かないため、結果的に8日連続フラットボックスを履くことになる。

まだ明日も履くが、とりあえず7日連続フラットボックスお疲れ様。

総評

前半はとにかく「履けるには履けるがサイズに対して試行錯誤していた」が、今思えば最初から靴下を普通の厚さのものにして履けば良かったわけだった。

次回の冬には、色々と馴染んでいることによって厚手の靴下でも履けるようになっていてもらいたい。(ま〜、無理なら私が厚手の靴下を履かない人生を歩めば良いことだ)

単純に靴下の厚さによってだが、後半からは大きな懸念点もなく履くことができた。

よく言われている、「靴擦れができた」「履いていて痛い」ということについては、靴擦れも全くできなかったし痛みに関してもそこまで痛いという感覚はなかった。

個人的には、サイズがジャストだとこういったトラブルは起きないのかもしれないと感じている。(大きめのサイズでフラットボックスを履いたことはないので定かではないが)

エイジングに関しては、足の動きによって皺ができる部分はもちろん皺ができるし、くるぶし付近の側面も紐をギチギチに縛って履いているので自分の足の跡はついた。

私は靴をたくさんもっているわけではないので今後も履く頻度は多いわけだが、履けば履いただけ自分の足に馴染んできて履きやすくなるという当たり前のことが言える。

羽の閉じ具合も、「このくらいなら良いだろう」という私の許容範囲となった。(私の甲の高さでは、絶対に真ん中が広くなる)

ちなみに、茶芯に関しては1週間程度履いただけでは出ることはなく、強いて言うならハトメの裏部分が当たるベロは削れによって塗膜がはげて茶芯が出た。

私としては茶芯に関してはおまけ程度に考えていて、そこまで「茶芯が出た出ない」については意識していないので、過度にクリームで塗膜を薄くしていく等のことはせずに自然に落ちるなら落ちる、落ちないなら落ちないという感じで良いと思っている。

ケアに関しては、毎日その日の終わりにホコリ落としのブラッシングをしたのみ。

当初私が購入の動機としていた「雨にも強くてドレッシーさのある黒いワークブーツ」という観点に関して、ベックマンフラットボックスは最高に満足度が高かった。

加えて、履いているだけでかなりテンションが上がる。

ただでさえ7日連続履きというのはハイペースに履いているわけだが、私の場合は早く足に馴染ませたいということと、履いていると気分が良いということで家の中でも履いていたいくらいだった。(実際にやってはいないが)

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