メンタルを整えないと地獄から抜け出す一歩は踏み出せない!ノート活用のすすめ

前回の記事で軽く触れた通り、私は身内の尻拭いをするために東京から引っ越して地方で暮らしています。

人間が生きる上での生活はできていますが、ここの環境・人間達がイヤでキライで私にとっては地獄のような日々を過ごしています。

そんな地獄から抜け出し、私の飼い猫達と一緒に東京へ絶対に帰るということを目標に日々水面下で準備を進めていこうとしています。

しかし、こういった目標を持って頑張るという気持ちになるまでには時間がかなりかかりました。

そりゃそうです。嫌なことだらけの空間にいてはメンタルもボロボロになりますので、前向きな気持ちになることもなかなか難しいです。

「東京へ帰りたい・・・」という思いがあっても、具体的にどうやってここから抜け出しその後の生活をしていくか?ということが思いつかずに、「こんな生活を続けないといけないのならば生きていてもしょうがない・・・自ら命を絶とうか?」とも何度も考えました。

具体的にどういう段取りでどうしようかとか、遺書も書きました。

しかし、猫達のことを考えると「何か脱出ルートがあるかもしれない!?まだ諦めるのは早いのではないか!?」という気持ちになることができ、命を絶ってしまおうという思いに反して「どうしようか?何か良い案はないか?」と前向きに考えている自分もいたのです。

猫達がいなければ私はもうこの世にいなかったかもしれませんね。

しかしながら、自身の精神も不安定で壊れている状態ですし、多少なポジティブな感情があったとしても頭の中はぐちゃぐちゃなので「どうしたら良いんだ?何ができる?やっぱり無理なのか?」といった具合に具体的に何をどうしたら良いか分からないので、そのポジティブな感情を活かすこともできずにネガティブな感情に押し潰れないようにすることで精一杯でした。

そんな常に頭の中がぐるぐると回っているような状態でしたので、当時の記憶は定かではありませんがYouTubeを寝る前に見ている時だったと思いますが「悩みを解決する方法として紙に書くことが重要だ」的な内容のものを見て「とりあえずノートを書こう!」と思ったのです。

私はノート・手帳を書いていた

その内容を見た時に私がピンと来たのは、かつて私はノートや紙の手帳をかなり使っていたからです。

東京にいた時は自身の活動や仕事に精を出していたこともあり、それらの内容や自己管理のためにノートや手帳をマメに利用していました。

しかしながら、ここに来てからは私が東京で積み上げてきたものは全て壊されてしまったこともあり、あれだけ利用していたノートや手帳は全くと言って良いほど開くことなく生活していました。

もともとノートや紙の手帳が好きだったこともあり「その好きだったノートや手帳をここでの尻拭いのために使いたくない」という思いが強くあったからです。

もちろん、今も他人の尻拭いのためにノートや手帳を使う気はありません。

そのかわり、「猫達と一緒にこの地獄から抜け出すために使いたい」という思いです。

むしろ、ノートや手帳を上手く活用していかないと私の場合ここから抜け出すことはできないでしょう。

なぜなら自身の取り組む内容の管理はもちろんのこと、メンタルを整えることにすごく役立っているからです。

メンタルが整っていないとなかなか最初の一歩が踏み出せませんし、そのメンタルを整えるための重要な要素になってくるので、私にとって必要不可欠なツールなのです。

今回もノートが助けてくれた

今、私が小さいながらも少しずつ一歩一歩前に進めるようになった大きな要素として「ノートが助けてくれた」ということが1つあります。

そして、現在の状況ほどではありませんが私は過去にもノートに助けられています。

それはコロナウイルスの影響が初めて広まり出した時です。

個人的には特に出歩くことも好きなタイプではないですし、「用がない限りは外に出たくない」と思ってしまうタイプなので娯楽的なことで言うとコロナウイルスによる外出自粛の影響は全然ありませんでした。

「遊びに行きたい〜」とか「外食したい〜」とか「みんなでワイワイやりたい〜」という感情はほぼないので。

しかしながら、私が東京でおこなっていた活動や仕事は家の中で完結させられるものでなかったこともあり、「今後どうやっていけば良いんだ・・・」「今まで積み上げてきたものをどうやって活かしていけば良いんだ・・・」というように、全くの予想だにしなかったことに上手く舵を切る方法が見つからず自暴自棄になりました。

当時はアル中になってしまったのではないか?というくらいに酒浸りになっていましたね・・・

ですが、やはり当時も心のどこかに「このままではいけない!どうにかするための案はないか?」というポジティブな感情が多少はありました。

自暴自棄になっていた時はノートを書く気にならず全く書いていませんでしたが、「とりあえずノートを書いて自分の精神と生活を整えることから始めよう」とノートを書き始めたことでそこから一気に自分が回復していったことを覚えています。

それまでは「今、頑張っていることをより良くするために」という状況でノートや手帳を使ってきたこともあり、自分が精神的に落ちてしまった状態を回復させるというシーンにはさほど遭遇しなかったこともあって、「ノート書くことってこんなに凄いことなんだ!?」と驚きました。

その時初めてノートが自分を助けてくれたという感覚を味わいました。

助けてくれるのはノートだけ

ツライ状況にいる時に「助けてほしい」と思うことは、当たり前の感情として誰でも生まれるでしょう。

私は普段あまり他人に助けを求めるタイプではない方ですが、ここに来てからは私も思いました。

友達も多く作るタイプではないので、「もっとたくさん友達を作っておば誰か助けてくれる人がいたかもしれないな・・・」と、思ったりもしました。

今の状況の話を聞いてくれる人はいても、私をこの地から脱出させてくれる人はいなかったからです。

ま〜、そりゃそうです。

生活が安定するまで猫達と私の生活費を工面してくれて、東京へ引っ越す費用も負担してくれる人なんてそうそういません。

励ましくれたり心の支えになってくれることはあっても、今の状況を一瞬で解決してくれるような手助けというのはそうそう受けられません。

そこで思ったのが「助けてくれるのはノートだけだな!?」ということです。

もちろん、例えば「お金を必要としている人に、持っているノートが急にお金を運んできてくれる」というような直接的な助けではないですが、目の前にある問題に対して立ち向かう自分を形成する手助けをしてくれるという感じでしょうか。

メンタルを安定させることも、頭を整理することも、モチベーションをあげることも、具体的にどうアクションを起こせば良いかということも、全部ノートを通して知ることができます。

「助けてくれるのはノートだけ」という言い方をしましたが、つまりは「自分を助けられるのは自分だけ」ということに繋がってくるのだと思います。

ノートに何を書くのか?

ノート、ノートと言っているが「いったいノートに何を書くのか?」という疑問が出てくるでしょう。

私の結論としては、「とにかくなんでも書く」です。

色々とノート術というのはありますが、私のような「現状をどうにかしたいけど、頭がぐるぐる回って結局何をしたら良いかわからないし常にモヤモヤしている」という場合、頭に浮かんだことを片っ端から書いていきます。

別に普通だったらわざわざ書かなくても良いようなことでも、とにかく頭に浮かんだことをなんでも書いていきます。

「最近ラーメンを食べていないから今夜はラーメンにしよう」
「また仕事の帰りにティッシュを買ってくるのを忘れた」
「毎度毎度ビニール傘を買うのももったいないから、常にバッグに折り畳み傘を入れておこう」

こういった日常で頭に浮かんだことでもなんでも書いていきます。

誰に見せるわけでもないので、他人の悪口でも誰かに知られたら恥ずかしいような悩みでも頭に浮かんだのならばなんでも書きます。

効果としては簡単に言うと「頭をスッキリさせるため」です。

頭がぐるぐる回っていたり常にモヤモヤしている状態というのは、今考えていたことがもう次の瞬間には別のことが頭に浮かんで追いやられの繰り返しで、結局自分が何を思い何を考えていたのかがわからなくなっている状態と言えます。

しかし、ノートにそれらを書くことによって思考が思考に追いやられる前に記録することで何を思い何を考えていたのかを確認することができますし、活字としてノートに書くことで書くという行為に集中することもあって矢継ぎ早に発生する思考を抑えることができます。

悩み事ばかり頭に浮かんでしまう場合、その悩みをどう解決するかということを考える前にまた別の悩みが頭に浮かんでしまい、結局悩みばかりで何をどうすれば良いかわからないし、そもそもどんな悩みがあるのかも把握しきれないということになりますが、そういったことを防ぐことができるわけです。

他にもノートを使ったスケジュール管理やタスク管理、日々のログの取り方や読書ノートの書き方など様々なノート術というものがありますが、私はこの「とりあえず頭に浮かんだことをなんでも書く」という方法でメンタルを立て直し、地獄から抜け出す一歩を踏み出すことができました。

つまり

「地獄から抜け出す」には「一歩を踏み出すことが必要」

「一歩を踏み出す」には「メンタルを整えることが必要」

「メンタルを整える」には「ノートにとりあえずなんでも書くことが必要」

もちろん、メンタルを整える方法はノートを書く以外にも様々な方法がありますが、そのノートを書く以外の様々な方法を実践するという実際のアクションに導くためのツールとしてノートというのはかなり自分を助けてくれます。

タイトルとURLをコピーしました