勉強や仕事の内容、日記や毎日の予定や振り返りをノート・手帳に記入する。
その他にも、自分か書いておきたいことをノートや手帳に書いておくということは、大なり小りほとんどの人が実践していることです。
では、用途によってどこに記入するのがベストでしょうか?
ノートにするのか?手帳にするのか?どの大きさ・どのページ数のものにするのか?
近年では、デジタルノートアプリを使う人も増えているので、紙なのか?デジタルなのか?といった選択を考える場合だってあります。
こういった際に発生する問題に、「あっちに書けばよかった・・・」という、もっとベストな記入先があったということに気付き、どうしようか困ってしまうということがあります。
よりベストなものがあると思いつつそのまま書き続ければ常にしっくりこない感が付きまといますし、より良い記入先に書くにしても今まで書いてきたものをどうしようかと悩むわけです。
今回の記事では、そういった際にどう軌道修正をしていくか?私なりの方法を紹介します。
過去に何回もこの選択ミスを繰り返してきた私が、「結局これが1番だな!」と感じている方法を解説します。
こういった選択ミスをよくしてしまう人はぜひ読んで、もしミスをしたらどうすれば良いかの参考にしてください。
軌道修正は「転記」が1番!
記事タイトルからも分かるとおり、軌道修正には転記が1番です。
「転記」、つまり書き写すということです。
「もっと画期的な方法じゃないのかよ!?」と思ったかもしれませんが、この力技とも言える「転記」という方法には様々なメリットがあり、結果的にベストな軌道修正方法と私は考えています。
少しだけ書いた内容を別のところに再度書くならば書き写す気にもなりますが、すでにノート数ページくらいある程度書いた内容を転記するのは気が乗らないでしょう。
しかし、次の項目で解説するメリットを理解することで、「確かにな!?」と感じるかと思います。
転記のメリット
・内容がより厳選される
・再度書くことで振り返りになり、記憶に定着される
これらが転記のメリットとなります。
では、1つずつ解説していきます。
内容がより厳選される
例えば、今までB5ノートに書いていた内容を、出先でも確認したいケースが増えたため、いつも持ち歩いているバイブルサイズのシステム手帳に転記しようと思ったとします。
こういった場合、単純に転記先のノートや手帳が今まで書いていたものよりも小さくなったということもありますが、内容を読み返し「これはもう完全に頭の中に入っているから転記しなくて大丈夫だな」と、より内容が厳選されていきます。
同じ内容を書くにしても一度書いたことがある場合、より自分が読み返し理解できる簡潔な文章で書くこともできる場合だってあります。
よって、転記をすることで以前書いた内容を、より自分が確認のしやすい厳選したスリムな状態にすることができます。
再度書くことで振り返りになり、記憶に定着される
勉強している内容や仕事上での手順や注意事項の場合だと、転記することで振り返りになります。
そして、その「振り返り」と「再度書く」という動作によって、より記憶に定着するというメリットを得られます。
「重要だから忘れないように」「忘れてしまってもいつでも確認ができるように」という目的でノートに書いた内容であるならば、記憶に定着させることで忘れてしまう確率を下げることもできますし、覚えてしまうことで毎回ノートや手帳を開いて確認するという手間の頻度を減らすことができます。
転記のメリットまとめ
この2つのメリットは、本来ならば「忘れても良いように」「あえて覚えなくても確認がしやすいように」とノートや手帳に書くことで保険を作っているにも関わらず、「なんやかんや自分の記憶に定着してしまう」という本来の目的以上の効果を得ることができるわけです。
厳選することで再度自分が確認しやすいようにまとめ直すこととなり、それがより自身の理解度を上げてくれる。
全く同じ内容で転記するにしても、再度振り返り・書くという動作をすることで記憶に定着してしまう。
つまり、単純に忘れてもよい用の保険を作っただけでなく、自身の能力や知識アップに貢献してくれるのです。
ある程度たくさん書いていた場合
「もう結構このノートの書いてしまっているんだよな〜・・・」と、厳選してもかなりの量の転記になりそうだというケースもあるでしょう。
もちろん、そんな時も可能であれば厳選に厳選を重ねて、転記していくという方法もあります。
また、日記などの場合は「厳選もなにもないんだけど・・・」という場合だってあるでしょう。
そんな時の私が転記に次いで行う方法は、「思い切って新しい使い先のノートに続きを書いてしまう」です。
転記に続きまたもや力技感がありますが、「書きたいこと」「書くべきこと」を放置しておくよりも全然良いです、
「こっちに書いた方が効率的だよな」とか「こっちに書いた方が効果があるよな」と思っているということは、遅かれ早かれ自分がより良いと思った記入先に書いていくことになるわけです。
転記するにも厳選したとて量がありすぎる、日記等のそもそも転記がどうこうではないものであるならば「こっちの方が良いだろう」と思った方に書き始めてしまえば良いのです。
そのかわり、1ページ目に「○○ノートからの続き」「○年□月△日までは○○ノートに記載」という感じに、以前の内容はどこに書いてあるのかを記入しておきます。
私は1ページ目にデカデカと書いてしまいます。
こうすることでかなり精神的に「もし以前の内容を確認したいと思っても大丈夫だ」と安心できます。
その他の方法
その他の方法としては、「コピーし新しい記入先に貼り付ける」という方法があります。
紙のノートからデジタルノートに移行する場合でしたら、写真撮影をして手書きの紙ノート・手帳の内容をデータとして取り込みノートアプリ内のページに貼り付けていきます。
紙から紙(ノート→システム手帳など)の場合も、コピー機を利用して印刷し貼り付けます。
また、紙から紙の場合でしたら、必要なページを切り取ったり外したりして原本をそのまま貼り付けてしまっても良いです。
おわりに
今回紹介した私の方法は力技的な要素が強かったかもしれませんが、私が1番感じるのは「より良いと思った方法を試さずにモヤモヤした状態で今までの方法を続けていたり、移行することが手間と感じ、それゆえに今の記入先に書いてしまうとさらに移行が大変になってしまうという思いから書きたいことを書かなくなってしまう」ということが1番もったいないと感じています。
だったら力技でもなんでも、とっとと新しい記入先にガシガシ書いていけるように準備をしていこう!という考え方です。