「糸綴じノート」or「リングノート」どちらを選ぶべきか?

過去の私の悩み、「ノートは毎回これを買う!という自分の中でのベストなノートはなんなのか?」

この悩み、全ての人に当てはまるわけではないけれど、ノートを頻繁に活用し、ノートを書くことが自分にとって重要だと感じている人の中には少なからず私と同じように思っている人もいるでしょう。

「あのノートも使いたい!このノートも使いたい!」というノートを収集するというより、「私の愛用のノートはいつもこれ!」というベストパートナーを求めているという感じです。

私はノートを書くことが好きですが、ノート選びに時間はかけたくないとも思っています。

矛盾しますが、ノートを選ぶことは楽しいとも思っています。

自分にとってベストなものが見つかるまでは、あれやこれやと試行錯誤を繰り返すわけですが(それが楽しい)、最終的には選ぶことに時間は使いたくないのです。

その試行錯誤の中で悩む2択が「糸綴じノートにするのか?」「リングノートにするのか?」ということです。

今回は、その糸綴じノートとリングノートの私の感じるメリット・デメリットを紹介していきますので、ぜひノート選びの参考にしてみてください。

「糸綴じノート」or「リングノート」どちらを選ぶべきか?

私の中で結論は出ています。

しかし、その結論には「書くことだけにフォーカスするなら」という前置きがつきます。

では、私の結論です。

書くことだけにフォーカスするなら、ソフトリングノート!

「なるほど、リングノートね」と思って人もいるかもしれませんが、リングノート全てではありません。

ソフトリングノートです。

なぜこの結論になるのかは、糸綴じノート・リングノートのメリット&デメリットが関係してきますので、次の項目からそれらについて解説していきます。

糸綴じノートは特にメリットもデメリットもない

「次の項目からメリット・デメリットを解説していく」と書いておきながら、大変恐縮ですが私は糸綴じノートにはメリットもデメリットもないと感じています。

強引に「これはメリットだ!」「これはデメリットだ!」と言うことはできますが、それを言い出すとなんというか「ハンバーガーには魚が入っていないから、それがデメリットだ!」という感じになってしまいまして・・・

「だったらフィッシュバーガーを食べれば良いんじゃないの?」という、ハンバーガーからしてみたら「それをデメリットと言われてもな〜」という感じと同じになってしまうと言いますかね。

ですので、私は糸綴じノートは特に強烈なメリットもデメリットもない「普通に書きやすいもの」と思っています。

リングノートはメリットもデメリットもある

糸綴じノートのメリットデメリットの項目では、「確かにそうだよな・・・」と思いつつも拍子抜けする内容だったと思うので、このリングノートの項目ではしっかりとメリット・デメリットを紹介します。

「メリット」

・折り返しやすい

・ページを切り離しやすい

「デメリット」

・書く時にリングが邪魔

それぞれの詳細

まずメリットの「折り返しやすい」ですが、リングなので見開きの状態からさらに半分に折り返すということが簡単にできます。

これにより、見開きでノートを書くには狭い机などのスペースで書きやすくなり、ノートの内容を読み返して確認したい時にもコンパクトにできます。

折り返すということは糸綴じノートでもできなくないですが、リングノートの方が圧倒的にやりやすいです。

また、これに関連して、折り返しやすいということは見開きで開いた時にページが浮くということもなくなります。

糸綴じノートの場合、しっかりと開き跡をつけないとフカフカしてしまいますが、リングノートならばページをめくっただけで完璧な180度のオープン状態になります。

次に、「ページを切り離しやすい」についてですが、これはみなさん1度はやったことがあるので知っているかと思う説明不要な内容です。

ページを切り離して別にしたいシーンでは、瞬間的かつ変に破けて切り離されることもほぼありません。

デメリットについてですが、私はこれがかなり強烈なデメリットと感じています。

リングノートはほとんどが金属製のリングですので、左側のページを書く際にリングが手に当たって書きにくいです。

プラスチック製のリングもありますが、どちらにしても硬いわけです。

これが本当に気になって書くことに集中できなくて嫌です。

私は「ノート=書くもの」と捉えていますので(当たり前ですが)、書くという動作に支障がでることはなるべく避けたいという思いから、この要素を強烈なデメリットと感じています。

このデメリットの対策として、リング部分が上になるようにノートを横向きにして書くという工夫もありますが、私は基本的にノートは縦向きに使うのでこの工夫は採用できません。

ちなみに、私はシステム手帳も愛用していますが、システム手帳のリングはOKなんです。

なぜかと言うと「システム手帳は書くことではなく、バインダーとして書いたものを挟むことに特化した使い方をしている」からです。

ですが、ノートは違います。

ノートは書くことに特化したものとして使っているので、書く上でのストレスは感じたくないのです。

リングノートのデメリットを限りなく少なくしたのがソフトリングノート

糸綴じノートがメリットもデメリットもない基本形だとしたら、リングノートは特有のメリットを付け加えたがためにデメリットも発生してしまったノートというのが、これまで解説してきた概要です。

そして、「私の使い方」と「書く」ということに特化して判定すると、私的には糸綴じノートの方が使いやすいと感じています。

では、リングノートのデメリットを限りなく少なくできたならば、糸綴じのノートを超えられるのではないか!?

はい、あるんです!そのノートが!

これが私が冒頭で結論として書いた「ソフトリングノート」です。

名前の通り、リングが柔らかいんです。

これにより、金属製のリングが手に当たって痛いとか、手の重さでリングが変形してしまうのではないか気になるといったデメリットは解消されます。

リングノートのデメリットを限りなく少なくし、メリットだけ残したノートということになります。

糸綴じノートはカバーという装備を身に付けられる

書くことだけにフォーカスした場合の私の結論は「ソフトリングノートが最強!」ということになりますが、メリットもデメリットもない糸綴じノートが装備を身につけてパワーアップをしたらどうでしょう?

ノートにはノートカバーという装備品があるのです。

ノートカバーを装備すると、材質やデザインにもよりますが見た目に高級感が出ます。

これにより、ノートを使うモチベーションが上がります。

また、ちょっとしたポケットやペンホルダーが付いていたりもするので、ノート単体以外の文房具と一体化することもできます。

これにより、一緒に筆箱を持ち歩いたりペンがどこかに行ってしまったということもなくなり、数枚の紙の資料や名刺なんかも収納しておくことができます。

さらに、ノートを2冊収容できるものもあるので、2冊使っている人は1つにまとめることができます。

どうですか?プレーンだった糸綴じノートが一気に様々な能力を身につけたことになります。

では、ソフトリングノートにノートカバーをつければより最強になるのでは?と思うかもしれませんが、それはできないんです。

ほとんどのノートカバーが糸綴じノートに取り付けるために作られているので、リングの半径分カバーの大きさが足りないのです。

加えて、そもそものリングノートのメリットは折り返しやすいということですので、ノートカバーを装備させたらその能力は使えなくなります。

つまり、ノートカバーは糸綴じノートの特権的な装備品なのです。

それぞれステータスのベクトルが違う

ここまでの解説を踏まえ、私なりの使いやすさの順位をつけると、

1位「ソフトリングノート」&「ノートカバー装備糸綴じノート」

2位「糸綴じノート(プレーン)」

3位「リングノート(硬質リング)」

という順位になります。

1位を2つ選ぶという優柔不断さですが、なぜならこの2つはステータスのベクトルが違うからです。

書くことと書いたことを読み返すことに特化したソフトリングノートと、ちょっとした筆箱機能とノートを手にとるモチベーションを上げるというメンタル的な要素といった網羅的に能力を上げたノートカバー装備糸綴じノートでは同じノートでも全然タイプが異なるわけです。

ゆえに、使い手の好みや使うシーンでどちらが良いかは変わってくるというということです。

同じラーメンでもこってりした豚骨ラーメンとあっさりした塩ラーメン、どちらの良さもわかっているのならば、どちらを選ぶかはその人の好みだったり当日の体調だったりで決まるわけです。

おわりに

現状の私は、「ノートカバー装備糸綴じノート」を使うことの方が多いですが、今後はこれ以上ノートカバーを増やしていくつもりはないので、今使っているノート達とは別の用途だったり別のサイズでノートを使う際は、ソフトリングノートを選択しようと思っています。

今までリングノートは使ったことがるけどソフトリングノートは使ったことがなかった人や、糸綴じノートにノートカバーを取り付けたことがない人は、ぜひ1度試してその良さを実感してみてください。

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