それぞれ良し悪しがある!「紙のノート・手帳」「デジタルノート」のメリット&デメリット

タブレット端末が普及した昨今、「iPadでもノートとろうかな?」とデジタルノート導入を考えている人も多いでしょう。

また、すでにデジタルノートを使っている人は「紙のノートやめて、iPadだけでノート書くようにしようかな?」と、完全デジタル移行を考えている人もいるでしょう。

それ以前に「そもそもデジタルノートって良いの?」と思っている人もいるはずです。

そんな人達に今回は、デジタル&紙の両方のノートや手帳を使っている私の使い方や、それぞれのメリット・デメリットを紹介します。

iPadのない紙のみの使用から始まり、デジタルノートオンリー使いを試したものの、結果的に両方使いをしている私の経験をもとに、皆さんの悩み解決の参考にしてもらえればと思います。

私の現在使っているノート・手帳

現在私は、デジタルノートの活用としてメインのタブレット端末であるiPad Pro(12.9インチ)にて、GoodNotes5というノートアプリを使って、手書きのノートや手帳的使い方をしています。

そして、紙のノート・手帳は様々なサイズのものを合計6冊使っています。

詳しくは、下の記事で解説しています。

基本は手書き! 私の使っているノートや手帳

紙のノート・手帳のメリット&デメリット

紙のノートや手帳を使用するということは、おそらくほとんどの人がおこなってきたことです。

ですので、メリット&デメリットについては大体は想像がつくでしょう。

というわけで、この項目では「私の感じた意外なメリット&デメリット」をいくつか紹介していきます。

「メリット」

・書き心地が良い(慣れている)

・落ち着く

・充電を気にしなくて良い

 


まず、「書き心地」についてですが、やはりタブレットにスタイラスペンを使って書くということと比べると圧倒的に紙の方が書き心地は良いです。

厳密には「紙に書くことに慣れているから、書き心地が良く感じる」ということかと思います。

デジタルノートの場合、私はiPadとApple Pencilの組み合わせしか分かりませんが、画面にそのままペンで書くとなるとかなり滑りますし、一般的な保護フィルムや保護ガラスを貼っている場合もかなり滑ります。

その改善策として、紙に書いた時の書き心地に近付けるためにペーパーライクフィルムを画面に貼り付けたり、スタイラスペンのペン先を交換したりすることで摩擦抵抗を発生させ紙で書いている状態に近付けるという方法もあるのですが、やはり紙の書き心地とは違ったものになります。
(ちなみに、私はペーパーライクフィルムを貼って使用しています)

しかし、これは今まで紙に書いてきたという慣れによって「滑って書きにくい」と感じるわけであって、もし生まれた時から今までずっとタブレットの画面にスタイラスペンを使って文字を書いてきた場合、急に紙にボールペンやシャープペンを使って文字を書くようになったとすると「全然滑らなくて書きにくい」と思うはずです。

つまり、どうしたって紙にペンで書くという動作の慣れによるアドバンテージがあるわけです。(今後の未来は違ってくるのかもしれませんが)


次に「落ち着く」ということについてですが、これは私の個人的な感覚もあるかと思いますが、この感覚って多くの人があると思います。

紙の質感だったり、ページをめくる感覚だったり、机の上に紙のノートを広げた時のあの感覚が私には落ち着くのです。

もちろん、「デジタル機器から発せられるブルーライトが・・・」といった科学的な根拠もありますが、やはり慣れの部分が大きいのだと思います。

電子書籍を読むより、紙の本の方が落ち着くというのと同じ感じです。

しかし、私は紙の新聞をそこまで習慣的に読むことのない人生だったので、ニュース記事を読む場合、スマホで記事を読むのと新聞紙で読むのではそこまで差を感じません。

「やっぱりニュース記事は新聞の紙面だよな〜」という感覚は全くなく、むしろスマホの方が見やすかったりもします。

つまり、「慣れ」からくる落ち着く感覚なんでしょうね。


最後に「充電を気にしなくて良い」です。

これはデジタルノートを使ってみないと気付かないことですが、「充電の残量は大丈夫かな?」とタブレットの充電が気になるんですよ。

そして、こんなシーンでも充電が気になります。

メモを取りながら何かをする時に、そのメモの頻度が頻繁ではないと「なんか充電がもったいないな・・・」と思ってしまうんです。

例えば、勉強をする際に紙の参考書を読みながら、デジタルノートに重要なことを書き出していこうと思ったとします。

重要なことが頻発する単元ならば良いですが、特に書くほどでもないことが続いている場合「読む」ということの時間が多くなります。

すると、その状態でタブレットの画面がついた状態だと「充電がもったいないな・・・いざメモをしようと思った時に充電が切れたらやだな・・・」とそわそわしてしまうんです。

で、「だったら画面を一旦消しておこう」とするわけですが、これをすると悪循環に陥ります。

画面のロックを解除するのが面倒に感じ、「メモしておこうかな?」と思った内容も「う〜ん、そこまででもないかな!?」とメモをしなくなってしまうんです。

もちろん、充電をしながら使えばそんな心配はしなくても良いのですが、ケーブルが邪魔だったり、「そろそろ、充電しておこうかな」と充電ケーブルに接続する動作を挟むと一気に集中力がなくなります。

デジタル機器なので「充電」という要素は付き纏ってくることでしょうがないのですが、紙ならば気にしなくてもよいことなわけです。

もちろん、充電できる環境ではない場所で充電が切れてしまったら、もう何もできないということもあります。

「デメリット」

次に私の感じる紙のデメリットです。

一般的に思いつくことですと、「かさばる」とか「デジタルよりも検索性が低い」ということが挙げられますが、私が意外と感じるデメリットは、

・単体ではセキュリティーはないに等しい

ということです。

自分以外の誰でもノート・手帳を開くことはできますし、中身を読むこともできます。

鍵付きの机の引き出しにしまうとか、金庫に入れるとか、別の要素を組み合わせないとセキュリティーというものはありません。

これがタブレットならば、画面ロックを解除できない限り誰も見ることができないので、中身を見られる心配というのはほぼしなくて良くなります。

ちょっとした個人情報から犯罪につながる世の中ですし、単純に見られて恥ずかしいということもあるでしょう。
(別に内容は恥ずかしくなくても、汚い字を見られるのが恥ずかしいという場合もありますしね)

また、ノート広げて何か書いている際に書いている内容を見られたくない場合、隠すとなるとあからさまになるということもあります。

例えば、今あなたがノートに何か書いているとしてそれを見られたくない場合、誰かが来たらノートを閉じる等をして見られないようにすると思います。

相手からすると「自分が来たからノートを閉じた気がするな」と思うわけで、気になってこっそりと見ようと思う人もいれば、ストレートに「何書いてたの?」と聞いてくる人もいるでしょう。

その点、タブレットならばアプリの切り替えを一瞬でしてしまえば、「ネットサーフィンしてたのね」という感じに、不自然さはなくカモフラージュすることができます。

ちょっと現状の私の環境が特殊で「今いる地を脱出するために、自分の頑張りを悟られ邪魔されることのないようにしなければならない」という感じなので、このセキュリティー面というのは個人的にとても重要な要素なわけです。

デジタルノートのメリット&デメリット

次に、私の感じるデジタルノートのメリット&デメリットについてですが、基本的には先ほどの紙ノート・手帳のメリット&デメリットが逆になるという感じですが、もう少しそれ以外の要素も紹介します。

「メリット」

・紙では考えられないようなことが多数できる

・フォーマットのリニューアルに際して、紙が無駄にならない

・暗いところでもノートが書ける+板なので机がなくても書きやすい

1つ目はかなりざっくりとした言い方ですが、ここで少しデジタルノートについてあまり知らない人に王道的なメリットを簡単に紹介します。

・タブレット端末1つが1冊のページ数無限のノートにもなるし、無限にノートを収納しておく本棚にもなる

・内容確認は同期すればスマホでも見れる

・写真の貼り付けが簡単

・書いた内容をコピー・ペースト・切り取り・貼り付けもでき、書いている内容の拡大もできる

・画面1つで「ノート +○○」が分割してできる

ざっとこんな感じですかね。

デジタルノートというのは、その使っているタブレット端末の容量にもよりますが、わかりやすい表現で言うと無限にノートを使えます。

紙のノートのように「ページ数○○ページのノート」というようなページ数の制限がありませんので、中途半端なところで新しいノートに切り替えないといけないということもありませんし、厚いノートはたくさん書けて良いが使い始めは未使用ページが段差のようになって書きにくいということにもなりません。

また、ノートの冊数も無限に作ることができ、それらをいつでも切り替えて使うことができるので、タブレットが1つあれば何十冊ものノートを持ち歩いていることになるわけです。

つまり、辞書のような分厚いノートを作ることもでき、それをタプレットの厚さで持ち歩くことができる。

ノートをたくさん収納している本棚をタブレットの大きさで持ち歩くことができるというわけです。

そして、アプリをインストールしておけば他の端末でも今までに書いてきた内容の確認ができますし、タブレットを複数持っている人は今手元にあるものでどのノートにもアクセスでき加筆・修正ができるわけです。

家置き用の大型のiPadと持ち歩き用の小型のiPadを持っている人なんかは、どちらでも同じノートにアクセスできるわけです。

紙で言うところの「A4サイズノートで書いた内容を別のA5サイズノートで確認することができ、しかも続きから書くこともできる」というわけです。

もちろん、ちょっと内容を確認したいという場合にスマホでだって確認できます。

写真の貼り付けだって簡単です。

タブレット内蔵のカメラで撮った写真をノートのページに貼り付けたいのならば、写真フォルダからすぐに選択し貼り付けることができますし、スマホで撮った写真を貼り付けたいのならば、使っているノートアプリをスマホで起動し、そこから貼り付けてしまえば、後にどの端末で見ても同期されています。

スマホだと画面が小さいのでタブレットで貼り付けをしたい場合も、スマホで撮った写真をタブレットに転送させればすぐにタブレット内にその写真が保存されます。

これが紙のノートだったらどうでしょう?

写真をプリントアウトし、それを糊やテープを使ってノートに貼る。

写真を貼れば貼るほどノートは分厚くなり(それが良いと思う人もいますが)、剥がれてしまう可能性もある。

まず、プリントアウトするにもプリンター等の機器が自宅にあるか、コンビニ等へ行くかしないといけないので、そこからすでに最高に面倒くさいです。

面倒くさいということは、やらない確率が上がるということ。

最初はマメにそういったことをやっていてもいつしかやらなくなり、終いには「ノートを書くことすら面倒くさくなってきた・・・」と悪循環に陥ります。

書いた内容の編集も紙のノートだったら絶対にできないことができます。

「ここに書いてある文章を別のページにも書きたい」となった場合、その範囲を枠で囲ってコピーしてしまえば全く同じ内容で別のところに貼り付けることができます。

「ここに書いた内容はこっちの位置に書けば良かったな〜・・・」と思った場合も、その範囲を切り取って理想の位置に移動させることもできます。

もちろん、紙で同じようなことをすれば切り取った範囲は穴が空いてしまいますが、デジタルノートではそういったことにはならずに「切り取り→移動」ができるわけです。

私はタブレットはiPadしか使ったことがありませんが、iPadは画面を分割してアプリを起動させることができますので、横向きにしたiPadを画面2分割にし「左側に勉強する本をKindleアプリで開いて、右側にノートアプリを開く」という仕様にすると、iPad1つで本とノートを同時に開いていることになります。

加えて、先ほども書いたように、タブレットを持ち歩くということは本棚を持ち歩いているのと同じなので、どこでも自分の本棚から必要な本や資料を取り出し、それらをまとめる用に使っているノートを取り出せるというわけです。

もちろん、組み合わせは自由なので、ノートアプリに書いた内容を元にテキスト入力したいのならば片側をテキスト入力する用のアプリを開けば、画面上でノートに書いた内容を確認しながら文字を打つことができます。

ちょっと長くなりましたが、これらが王道的なノートアプリを使うことのメリットです。

では、私的に特にメリットに感じる点も紹介していきます。

まず、「フォーマットのリニューアルに際して、紙が無駄にならない」という点についてですが、私はノートアプリで紙の手帳的な使い方をしていて、手帳で言うところのデイリーページをノートアプリに記入しています。

今日のタスクだったり、心がけること、重要課題、食べたもの、反省、などを自分でフォーマットを作りテンプレ化して使っています。

私も過去には紙の手帳で同じように(フォーマットは違いますが)デイリーの自作リフィルを作り、それを白紙のリフィルに印刷してという方法で使用していました。

市販の手帳リフィルの内容では、いらない項目があったり、自分には必要な項目がなかったりと、痒いところに手が届かない感じでしたので「だったら自分で作ってしまおう」ということで自作していたわけです。

自作できるということは、「この項目を新しく増やしてみよう」といった感じに内容をアップデートさせ、より自分に合うようにリニューアルさせていくこともできるわけです。

そうなると、すでに印刷してあったリフィルが無駄になることも多々ありました。

細々と少ない枚数ずつ印刷をしていれば無駄になる量も少なくすみますが、私は面倒なのでそこそこまとめて印刷していたこともあり、リニューアル前の印刷済みのリフィルが結構無駄になることがありました。

しかし、デジタルノートで手帳的な使い方をする場合、紙を使っているわけではないので、そういった無駄は発生しません。

リニューアルした新しいリフィルのフォーマットを、テンプレートとして設定し直せばそれですみます。

ちなみに、私はそのリフィルのフォーマットもノートアプリで作っています。(下の写真)

どこに何を書くのかは、私自身で把握しているので他の人が見たらほぼ枠しか作られていないような感じですが、私としてはこのくらいで十分機能していますし、余計なものがないので無駄なスペースなく書けます。

暗いところでもノートが書ける点も現状の私にとっては魅力的なメリットです。

紙のノートに字を書くのならば、暗いところでは書きにくいor書けないです。

しかし、ノートアプリであればタブレットの画面が自ら発光してくれるので、真っ暗闇でもノートを書けます。

夜の車の中でノートを書きたい時や、夜には真っ暗になる自然の中でノートを書きたい時、自分がいることを悟られないように部屋の電気を消している時にもノートを書くことができます。

また、タブレットは紙のように折れ曲がったりはしない板状のものなので、机がなくても書きやすいというのも地味にメリットでもあります。

膝の上に乗せた状態や手に持った状態でも、紙よりも全然書きやすいのです。

「デメリット」

・同期させるにはオンラインへの接続が必要

・ノート1〜2冊なら紙の方が軽い

・小さい紙のメモ帳には瞬発力が劣る

・慣れるまでに「紙の方が良い」と使わなくなる

では、デメリットになりますが、まずは私の現在のiPadの仕様と使う環境について説明します。

まず、先にも書いた通り私はiPad Pro(12.9インチ)のセルラーモデルをメインに、GoodNotes5というノートアプリを使っています。

しかし、買った当時は「外でも色々と使うかもしれないからセルラーモデルにしよう」と思ったものの、現在はiPad用にSIMの契約はしていないので、セルラーモデルにも関わらずWi-Fiモデルを使っているのと同じ状況です。

そして、現在の住居ではそこに備わっているWi-Fiは私が普段いる場所に電波が届かないのでほぼ使えません。

つまり、私の使っているiPadはiPhoneとテザリングをしない限りオンライン接続ができないわけです。(どこかフリーWi-Fiがあるところで接続するという方法もありますが)

この状況だと、iPad内でGoodNotes5を使ってノートを書くことはできますが、オフラインの状態では同期がされていないので、他の端末でノートの内容を確認しようとした時にその内容は、以前iPadがオンライン接続された時の内容までということになります。

つまり、iPhoneとテザリングをして同期させる必要が出てきます。

ま〜私の場合、GoodNotes5の内容を他の端末で確認したり、他の端末で使うことが現状ではそこまで多くはないので、そんなに頻繁に同期のためにテザリングをしているわけではありませんが、もし私がこの環境下で他端末でもGoodNotes5を利用することが多いのであれば、頻繁にテザリングをして同期させなければならないという面倒くささが発生します。

これが1つ目のデメリットである、「同期をさせるにはオンラインへの接続が必要」ということです。

もちろん、セルラーモデルを使っていてSIMの契約もしていれば勝手に同期されていますし、SIM契約していないセルラーモデルだろうとWi-Fiモデルだろうと自宅でネット契約をしていてWi-Fiに接続できるのならば同じく勝手に同期されています。

なので、全ての人にこのデメリットが当てはまるというわけではありませんが、タブレットをオンライン接続させるためにテザリング等の手間がかかる人には地味にデメリットとなります。

そして、意外と盲点なのが「ノート1〜2冊なら紙の方が軽い」ということです。

先ほどのメリットで「辞書のような厚さのノートを作ってもタブレットの厚み以上にはならない」とか「何十冊ものノートを収納した本棚を持ち歩くのと同じことが、タブレットを持っているだけでできる」と書きました。

しかし、1冊のノートしか使わない状況であれば、1冊のノートだけ持って行った方が軽いです。

そして、この「重さ」というのが「書こうと思ったことを、書くか?書かないか?」にかなり影響してきます。

さらにこの要素と関連してくるのが、「小さい紙のメモ帳には瞬発力が劣る」というデメリットです。

例えば、勉強をする時にノートを広げて書くという場合でしたら、ノートだろうとルーズリーフだろうとタブレットを使ったデジタルノートだろうとそこまでノートを広げるという行為に影響は出ないです。

ノートを使って勉強をしようと思ったわけですから、ノートを広げないと始まらないですし、ガッツリと「書く」という動作が前提としてあるからです。

では、何かちょっとした気付きをメモしようと思った場合はどうでしょう?

1文ほどの簡単なメモを書こうと思った時に、それだけのためにわざわざ重いタブレットを取り出しノートアプリを起動させてメモをするとなると一気にハードルが上がります。

そうなると「書くほどでもないか」「頭で覚えておけば良いか」と、書かない選択肢を取るようになります。

で、結局その内容を忘れてしまいます。

もちろん、「ちょっとしたことはメモアプリにテキスト入力する」などの代案があれば良いのですが、「メモは手書きでしている」という人はこの「重さ」がかなりハードルになってきます。

なんやかんやタブレットをノート・手帳として利用するということは、慣れが必要です。

書き心地もそうですし、機能面についてもそうです。

慣れていないと、慣れているものの方が良いと感じてしまいます。

純粋に判断ができないということです。

ちょっとデジタルノートを使っただけで「使いにくい・・・やっぱ紙のノートの方が良いな!?」と安易に判断してしまうのです。

ですが、慣れるまでにはそれなりに時間もかかりますし、ストレスがかかることもあります。

ガラケーからスマホに移行していく時代を経験した人達は思い出してみてください。

ガラケーからの機種変でスマホにした時、「操作がよくわからない!ガラケーの方が良かった!」「使いにくい!ガラケーの方が良かった!」と思ったのではないでしょうか?

しかし、そんな人達も今ではスマホの使い方に慣れ、当時感じた「ガラケーの方が良かった!」という感覚はほとんどないでしょう。

むしろ、「今、スマホを取り上げられてガラケーで生活しろと言われたら、何もできない・・・」くらいに思う人もいるのではないでしょうか。

そう感じられるのも結局は新しいもの使うことに慣れ、純粋に「どちらのどこがどのように良い」ということを判断できるようになったからなわけです。

もちろん、新しいもが良くて古いものが悪いというわけではありません。

それぞれの良さを客観的に判断するには、それなりにどちらも知る必要があるということです。

おわりに

映画を観る際に「映画館で観る」「自宅で観る」といったように、現代では同じ映画を観るにしても複数の選択肢が取れるようになってきました。

映画館で観るという選択にも良さはありますし、自宅で観るという選択にも良さがあります。

2つを使い分けても良いですし、その人の好みやタイプによっては片方だけを選択し続けても良いわけです。

紙のノート・手帳を使うのか?デジタルノートを使うのか?というのはこれに近いものがあると思います。

どちらにも良さがあり、どちらにも欠点があるということです。

両方使ってきた私としては、「だったら使い分けて両方使おう!」というスタイルをとっていますが、どのスタイルが合うかもまた人それぞれですし、同じ人でも環境が変わればスタイルを変えた方が良い場合も出てきます。

色々と試してみて、自分にしっくりくるものを見つけてみてください。

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