私はシステム手帳を「常に一緒にいる相棒のような存在にしていきたい」と思っていましたが、挫折しました。
しかし、あまり使わなくなってしまっていた時期もありましたが、今はかなり活用しています。
理由は、私なりのシステム手帳の立ち位置を見つけたからです。
今回は、私が思うシステム手帳の立ち位置について紹介していきます。
システム手帳を買ってみたものの上手く使えていないという人は、ぜひ読んでみてください。
私はシステム手帳を相棒にできなかった
ノート術に関してあれこれとYouTube動画を観ていた際に、関連動画としてシステム手帳の動画観たことがきっかけで、私はシステム手帳を使うことに憧れを抱きました。
当時よく観ていたYouTube動画の影響によって、なんでも書いてなんでも挟んであるパンパンになった大きなシステム手帳に憧れた私は奮発して革製のA5サイズ30mmリングのシステム手帳を購入します。
1冊の手帳が自分の相棒のような存在になる気がし、加えて革の経年変化も味わえるということで一緒に成長していけるようなことも魅力に感じていました。
しかし、使っていくうちに感じたのは「書きにくいな・・・」ということです。
そこから発展するのが「書きにくいから書く気がしなくなってしまう」ということであり、最終的に書かなくなり、あまり使わなくなってしまいました。
つまり、システム手帳相棒計画は挫折です。
とにかくリングが邪魔で書きにくいのです。
特に右手にリングの当たる左ページを書く際はリングが気になりますし、ペンの持ち方も変になるので字が下手になってしまうので、これも書く気がなくなる要因でした。
ちょっとしたスケジュール的なことを記入するならば良いですが、どんなことにもシステム手帳を使おうと思い、書く内容の多い勉強系のことをノートのようにやろうとすれば私には無理です。
持ち運びに関しても、私はA5サイズ30mmリングというシステム手帳の中ではかなり大型のものを購入したこともあり、「でかいな・・・」ということが常に付きまとっていました。
見つけた立ち位置
挫折しては使わなくなるものの、「こうやって工夫すれば良いかも!?」とチャレンジをしては挫折し・・・ということを繰り返してきたわけですが、今はかなりシステム手帳を使っています。
それはなぜかというと、私なりのシステム手帳の立ち位置を見つけたからです。
私の見つけたシステム手帳の立ち位置とは「書いたものを挟むバインダー」というものです。
私は、システム手帳をノートとしても使おうと思っていました。
そのノートとして使うというのは、システム手帳を広げて方眼や罫線のみ白紙のページに色々と書きたいことを書いていくということであり、その姿への憧れがあったとも言えます。
分厚いパンパンにリフィルを挟んだ手帳を広げて、あれやこれやと書いていく姿はまさに相棒である手帳を活用している感じがして憧れていたのです。
しかし、これが落とし穴でした。
リングが邪魔で書きにくいんですから。
私はノート類もかなり使うということもあり、試行錯誤の末「システム手帳は書くものじゃない!書くならノート!」と割り切りました。
「システム手帳は書くものじゃない!」というフレーズは誤解が生じてしまうので、もう少し詳しく解説します。
どういうことかというと、ノートのように広げて書かないということです。
ちょっとしたことを書く場合には、システム手帳内に綴じてあるリフィルにそのまま記入していきますが、何か新しいカテゴリーのページを作ろうとした際などの書く量が多い場合は1ページごと外して書くというわけです。
ルーズリーフを使うのと同じ使い方です。
そして、そのシステム手帳に書いていくのは、厳選し読み返しやすくまとめた清書としての状態のものを綴じていきます。
その清書の前段階の状態を記入していくのはノートであったり、一時保管とてメモするスマホのメモアプリ内だったりとします。
私はシステム手帳をスケジュールや日々のタスク管理のメインとして使っていません。
なぜならそういったことは、アプリ等のデジタルの方が得意ですからです。
「書くならノート!」と割り切った際に感じたのは、「不得意なことを無理にシステム手帳にやろうとさせず、得意なものに譲ろう」ということです。
あれやこれやと思考をめぐらせ深掘るのならば、大きなノートの方が書きやすいですし、スケジュールやタスク管理であればアプリの方が便利ですし、ちょっとしたことをすぐにメモしたいのであればメモアプリや小さなポケットに入るメモ帳の方がやりやすいはずです。
では、システム手帳の得意な要素は何かというと、「読み返す・読み返しやすさ」ということです。
ページの移動ができることによりカテゴリー分けができます。
それゆえに、ある程度の検索性もあります。
カテゴリー分けや検索性ならばデジタルの方が得意ですが、私が感じているデジタルの大きな欠点は「見返さない」ということです。
デジタルで管理しているものというのは、私の場合ですが必要に迫られなければ見返しません。
そして、必要なことを必要なだけピンポイントにしか確認しません。
しかし、手書きのものというのはパラパラめくった際についでに読むこともありますし、意味もなくページをめくって以前書いたことを確認するということをしてしまいます。
つまり、自身の脳内に潜在的に染み込ませたい要素を清書して綴じておく「自分辞書」が作れるのです。
日々意識したいことだったり、自分の場合こんな時こうするのがベストだ、ということを清書しておきます。
そのためのバインダーという立ち位置が私にとってのシステム手帳です。