「システム手帳を思うように使えない」
「ノートだけだと物足りない」」
「手帳術・ノート術のどちらにも魅力を感じている」
おそらくノートは誰でも使ったことがあり、日常的に使っている人も多いかと思いますが、それに加えてシステム手帳にも興味が出てくると厄介です。(良い意味で)
ノート&システム手帳の両方を使おうとすると上手く使い分けができないし、片方だけを使っていこうと思っても、もう片方が常に気になるし・・・
様々な本やYouTube動画でノート術や手帳術は紹介されており、「私はこんなノート術or手帳術で日々を充実させています」だとか「夢を実現させることができています」なんてことを見聞きすると自分もやってみたくなるものです。
ですが、いざやってみようと思っても、上手く活用できないし、手段としてノート・手帳を使おうと思っていたにも関わらずノート・手帳を使うことが目的になってしまってうこともあります。
今回の記事では、「明確な使い分けの基準を持つことでノート・システム手帳のどちらも有効に活用できるようになる」ということを書いていきます。
バレットジャーナルを活用しノート1冊で全てを完結させようとしたものの上手くいかず、1冊のシステム手帳を相棒であり自分の分身のような存在にしようと思ったものの上手くいかず、だったらどちらも使っていこうとしたものの上手く使いこなせなかった私が、試行錯誤をしながら見つけた基準を紹介していきます。
ノートとシステム手帳の使い分け基準
現在私は、複数冊のノートと3冊のシステム手帳を使い分けています。
どんな用途で使っているかは、下のリンクにまとめてあります。
この使い分けに至るまでにかなり苦労し試行錯誤しましたが、これから紹介する基準を自分の中に設けることで複数冊使いがかなりしやすくなりました。
その基準とは以下の通りです。
・書くこと・書きやすさに重きをおく場合はノート
・厳選し、まとめた内容の保管・バインダーとしての役割が強い場合はシステム手帳
では、次の項目から詳しく解説していきます。
ノートは書くもの
ノートを使う場合は「書くこと・書きやすさに重きをおく場合」です。
書きたいと思ったことを「書く」。
「書く」という行為を完遂させることを1番の目的にしたい場合は、ノートに書くということです。
システム手帳だって書くでしょ!?と思ったかもしれませんが、書くという種類が違います。
ノートに書く際は、以下のような感じで構いません。
キレイでなくても、内容がまとまっていなくても構いません。
後々、不必要な情報をたくさん書いてしまっても構いません。
なぜなら、本当に必要な内容を選び、キレイにまとめて所定の場所へ清書or入力するからです。
その清書先というのがシステム手帳だったり、アプリだったりするわけです。
清書をするための素材をノートに書くという感じですかね。
これが、「書く」という種類がノートとシステム手帳では違うという意味です。
食べ物で例えると、料理も食べ物ですがその料理に使う素材も食べ物です。
同じ食べ物ですが全然意味合いが違ってくるように、「書く」ということもノートに書くのとシステム手帳に書くのでは私の中では違いをつけています。
「料理を作るための素材=ノートに書くこと」「素材を使って作った料理=システム手帳に書くこと」といった感じです。
それには書きやすさというのが、かなり重要になってきます。
書きにくかったり、書くまでに手間がかかるようだと「書かない」という選択を取る確率が上がります。
つまり、書かないということは頭の中から素材を取り出さないということになるので、その素材を使って何かを作るということができなくなります。
そして、その素材を使って作るものというのが、システム手帳に清書する内容だったりアプリに入力する内容だったりします。
もちろん、「トイレットペーパーがなくなりそうだからリマインダーアプリの買い物リストに入れて通知設定しておこう」というような一旦ノートに書く必要のない場合もありますが、日々の生活や仕事や学校の中にはそういった単純に清書に直結する内容ばかりではありません。
ですので、ノートに一旦書くということが私は重要だと感じており、そのためには書きやすさを重視しているわけです。
同じようなことをシステム手帳でやろうと思っても、「リングが邪魔だな・・・」とか「もっと大きいものの方が書きやすいな・・・」といったことを感じてしまって、「だったら書かないでも良いかな!?」ということになってしまうので、私は書きやすさであればノートを使った方が良いという基準を設けているわけです。
システム手帳は保管場所
システム手帳を使う場合は「厳選し、まとめた内容の保管・バインダーとしての役割が強い場合」です。
私は、何かつらつらと書く時にシステム手帳が書きやすいとは思いません。
下の記事で「糸綴じのノート」と「リングノート」についてでも解説しましたが、リングが手に当たるというが書きにくくて嫌なのです。
ですの、前の項目で書いたように、まとまっていない素材としての状態をつらつらと書いていく場合はノートにその役目を任せています。
しかし、ノートにはないシステム手帳の最大のメリットは「ページの移動や追加や削除ができること」です。
カテゴリー別に分類したり、いらないページを外したり、必要なページを付け足したりということが容易にできます。
ですので、ノートに書いた内容を厳選し、さらに自分が読み返しやすいようにまとめ清書し、カテゴリー別に分類してシステム手帳に綴じていくわけです。
「自分に必要なことが書いてあるオリジナルの辞書」という感じですね。
この清書として書く内容の保管場所が、デジタルの方が都合が良ければアプリのこともあります。
システム手帳への書き方
「システム手帳をバインダーに特化させて使っていくということはわかったけど、その綴じるためのページは自分で書いていくわけでしょ?」と思ったはずです。
もちろん、内容は基本的に自分で手書きで書いていきます。
システム手帳はリフィルと呼ばれる各ページに自分で記入していくわけですが、ここでも私の基準があります。
「追記などのちょっと書き込む適度ならば、多少の書きにくさはあっても直接システム手帳に書き込む」
「そこそこ長めに1ページに色々と書く場合は、その書き込むリフィルだけシステム手帳から外してから書く」
後者の方法は、ルーズリーフを使うようにリフィル1枚を机の上に置いて書きます。
これにより書くことに対してのストレスは無くなります。
ですので、単なる紙1枚に何かを書いているわけです。
システム手帳を買った当初は、分厚いシステム手帳を開いてそこに書き込んでいる自分の姿に憧れていました。
しかし、その姿への憧れは捨てました。
この憧れを捨ててから、システム手帳というものがかなり良いものだと実感できましたね。
おわりに
ノートorシステム手帳それぞれに守備範囲(できること)というのがありますが、その守備範囲の中にもそれぞれ得意・不得意があります。
私の使い分け基準の考え方は「不得意なものは得意な方へ譲る」というものです。
もちろん、「工夫+ある程度の我慢」でどちらか片方のみの運用をすることはできますが、私の場合は「我慢が発生するとやらなくなる」ということを過去の自分の経験からわかっているので、ノート&システム手帳のどちらも使うという選択をしました。
今ではこの方法で、ノートの良さも実感しつつシステム手帳の良さも実感し、快適に手書きをし、その書いた内容を必要な時に読み返すことができています。